『活字狂想曲』感想

活字狂想曲 (幻冬舎文庫)

活字狂想曲 (幻冬舎文庫)

怪奇作家・倉阪鬼一郎氏が校正者として過ごしたサラリーマン時代を描いたエッセイ集。
社会不適応者が企業になじむのは(なじむ気はなさそうだけれど)こんなに大変なのか、と感じさせられます。
面白おかしく描かれているので楽しく読めますが、おそらく当時ご本人は大変だったのだろうなあ、という様子がうかがえます。
それにしても印刷業界の過酷さがすごい。何事もなかったかのように人が続々死んでますw 恐ろしい業界ですね。