『龍が如く』

人気ゲームの実写版。
ゲームはやったことがないけれど、十分に楽しめる出来だった。基本的には、見せ場大目の漫画チックな展開なのだけれど、それが中途半端ではなくて突き抜けているところがいい。最終決戦の決着のつけ方には、さすがに唖然とした。ユーモアのセンスも十分。ヤクザ映画のフォーマットを借りた、おバカ映画といったところか。
そしてなにより、岸谷五郎のキャラがいい。これを見終わった跡に印象に残っているのは、間違いなく主演の北村一輝ではなく、岸谷のほうだろう。「タイヨウのうた」や「バッテリー」などでいい親父キャラを確立しつつ、今作みたいなキレたキャラもできるんだから、おいしいよなあ。
CKBの音楽もよかった。でも、サエコのパートはいらなかったかな。