『死体ばかり見ていた。』感想
- 作者: めぐみ
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2002/01/01
- メディア: 単行本
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遺族が全員精神薄弱者の葬儀では特にアドバイスもせず無駄に金を使わせていた、など葬儀屋の赤裸々な内情がつづられていてなかなか面白いです。もっとも感心したのは、火葬したあと頭蓋骨がきれいな形で出てこないのは、焼いてる途中、頭に引っかき棒をつっこんで裏返しているから、というところ。そうだったのか〜。こないだ祖父の骨見たけど、やっぱ頭蓋骨はバラバラでしたもん。
なかなか楽しめる内容であるのは間違いないのですがつらいのはその文章。一部引用すると
念願の葬儀屋さんでのバイトが決定したよ! 超〜うれしいゥ学校あるときは日曜、祝日だけのバイトだけどマジ葬儀屋さんだよ! 超ー夢みた〜い。死体とか実際どんな感じなんだろー!? ウワサでは遺族の前で洗ったりとかってことも聞いたけど、マジ死体洗いできるのかな〜!? きゃ〜ゥ 葬儀屋さんってどんなとこ? めぐみの仕事はどんなんだろ?
超ー楽しみゥ ここを紹介してくれた人と葬儀屋さんにマジ感謝!
こんな文章が延々と続きます。最後までなれませんでした。1億光年分くらいいろんなこと考えた気がする、ってな表現もありますし・・・。光年って距離でしょ。あと「死体が好きなんだけどそれって不謹慎なことなのかな〜?」的な青臭い悩みも鼻につきます。なんだかなあ。
まあ、それでも読む価値はある、と超ー思うよ! マジでゥ