2005-04-23 『重力ピエロ』感想 読書 重力ピエロ作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/04/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 330回この商品を含むブログ (630件) を見る過去のレイプ事件が核にある作品。正直、あまりレイプを扱う作品は好きではないのですが、これはそれがなければ成立しない作品だし、あまり重苦しさも感じさせないので(少しはあるけど)個人的にはOK。犯人の動機として無理やり過去のレイプ事件を持ち出すような作品とは違います。相変わらずの軽妙な文章が楽しい。構成も絶妙で、読む者の興味をとぎらせません。キャラも立ってるし。いいなあ、伊坂幸太郎。はまりそうです。難をあげれば、主人公の泉水のキャラクターが他の作品の主人公と似通っているところでしょうか。