『愛の流刑地』

試写会で視聴。
渡辺淳一原作の恋愛もの。セックス中に「本当に愛しているなら、殺して」と不倫相手からせがまれた主人公は、実際に彼女を手にかけてしまい・・・。

ねちっこいセックス描写と法廷シーンがメイン。
しかしまあ、なんというか。証拠を積み重ねず、心理状況ばかりを気にする裁判(『ゆれる』もそうだった)。なぜか金網越しの面会。無駄にセクシーな衣装で出廷する検事。愛してた愛してたと繰り返しながらも、結局やってることはセックスだけの不倫カップル。と、ツッコミどころ満載。なんだかなあ。

『それでもボクはやっていない』で、主人公と拘置所で同室だった本田博太郎が、裁判官役で出てきた時は笑った。そういえば、同じく見習い裁判官役だった中村靖日は、見習い検事役で出てたなあ。

そもそもこれだけエロ描写が多いと、女優がポイントとなると思うのだけれど、寺島しのぶではいまいち感が大きい。顔が長いぞ。まあ、これは僕の好みの問題か