『神様のパズル』感想

神様のパズル (ハルキ文庫)

神様のパズル (ハルキ文庫)

綿貫基一が不純な動機で参加したゼミにおいて担当教授から不登校気味の天才少女の世話を担当教授から頼まれる。彼女は何とかゼミに姿を現すのだが・・・。
物理学の(というか理系の)知識が皆無に等しいのでこの作品中でかたられていることが事実であるか否かの判断が出来ないのが残念。
小難しい単語が頻発するのですが、読んでいくうちになれていきます。ゼミのディベート方式をとっているので、議論部分も退屈しません。
青春モノとしても楽しめる内容で満足できました。
しかし、メインの二人の名前がホームズとワトスンのもじりであることは大森望さんの解説を読むまで気づきませんでした。不覚。