2006-07-29 『繭の夏』感想 読書 繭の夏 (創元推理文庫)作者: 佐々木俊介出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2001/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (18件) を見るいわゆるスリーピングマーダーモノ。主人公姉弟とともに読者も事件を追うことができるので、事件がわかりやすいのとともに、物語の世界に入り込みやすいです。ややご都合主義に思われるところもありますが(裏表紙のあらすじには「瓢箪から駒」って書いてありましたw だれだ、あらすじ考えたの)、全体としてはながれるような展開で読みやすいです。 ラストに明かされる真相も意外性に富んでいて驚かされました。伏線もきちんと張ってあって好感が持てます。 地味ながらも堅実に作り上げられた作品です。