『向日葵の咲かない夏』感想
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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うーんこれは感想が書きづらいですね。何を書いてもネタばれになるというか。と書いていることがネタバレなのではないかという深みにはまったりして。
主人公のミチオはクラスメイトのS君の家にプリントを渡しにいく。S君の家で彼が見たのは、S君の首つり死体だった。ミチオはすぐさま小学校へ戻り、事情を説明する。しかし先生が警察官とともにS君の家を訪れたときには、死体は消えていた・・・。
小学生が犯人を突き止めようとする少年探偵団的な面白みもアリ、またホラー的な要素も強い作品です。しかし、なんといっても読み所はラストに明かされる真相(まあ、ミステリは大抵そうですが)。あー、そうくるか、とうならされます。タイプは違うのですが『神様ゲーム』が楽しめた方にはオススメできるのではないかと思いました。