『病める巨犬たちの夜』感想

フランスの田舎を舞台にしたノワール。個人的には「これってノワール?」って気がしないでもないのですが・・・。
独特の文体はとっつきにくいのですが、慣れると平気です。ただ、名前を覚えるのが大変。ピエールとピテールなんて似た名前付けんなよ、とか思いながら読んでました(笑)。
油断していたため、ラスト近くのアレはまったく気づきませんでした。不覚。傑作とはいえませんが、「フランス人てやっぱりヘンなこと考えるのね」と感じることが出来る作品でした。