『デュラララ!!』

デュラララ!! (電撃文庫)

デュラララ!! (電撃文庫)

池袋が舞台でカラーギャングも出てくるライトノベルIWGPとでも呼ぶべき作品。破天荒なキャラばかりが登場するところはいかにもライトノベルな感じ。主観が頻繁に変わるのですが、それでも読みにくくはないところがうまいです。むしろそれが物語に疾走感を与えているような気さえします。ただキャラクターが無駄に多く、必要ないと思われる人物まで出しているところが気になりました。続編の伏線になっているのでしょうか。
全体的にはリーダビリティにすぐれた活劇作品、という印象です。