『午後の死』感想
午後の死 (ハヤカワ・ミステリ 1414 世界ミステリシリーズ)
- 作者: シェリイ・スミス,山本俊子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1983/06/01
- メディア: 新書
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良くも悪くも普通。可もなく不可もなくといったところでしょうか。母親が死に、父親が別の女と再婚したために家族が崩壊していく、というストーリー展開はあまりにもありきたりで、最初の方は読み進めるのがつらいくらいでした。ラスト付近では少し盛り上がりますが、その山もやや低い。最後の趣向も今の新本格を読んでいる人たちならばすぐに見抜いてしまうでしょう。まあ、堅実に作られたミステリではあるのですが。