好きな作家

読書系のサイトやブログを見ていると、イチオシというか、好物の作家さんがいらっしゃる方が多いように見受けられます。自分を省みてみると、そういう作家さんがいないんですね。もちろん、好きな作家さんはいます。でもハマる、とまではいかないのです。法月綸太郎は好きですが、連載を読むために夕刊フジを毎日買おうとは思わないし、カーも好みですがコンプリートしようとまでは思えません。どうも一人の作家にはまるってことが出来ないんですね。だから、好きな作家を上げてくださいといわれるとかなり困ります。「この人!」という作家がいないからです。
ただ「ミステリ以外で」ということなら一人います。藤野千夜氏がその人です。おそらく今、日本で一番きれいな日本語を書く人ではないかと思います。僕の好みでいうと

少年と少女のポルカ (講談社文庫)

少年と少女のポルカ (講談社文庫)

彼女の部屋

彼女の部屋

↑の2冊が特に好きです。芥川賞を受賞した『夏の約束』もいいんですけどね。まあ、藤野氏の作品はどれもいいんですよ。
・・・とかいいながら、新刊が出ていることについ最近まで気づいてなかったんですけどね(汗)。ファン失格であります。