『娼年』感想

娼年 (集英社文庫)

娼年 (集英社文庫)

何事にもクールな青年が娼夫として経験を積むうちに成長していく物語。
テーマの都合上ベッドシーンが多いのですが、比較的抑えた筆致で描かれているため、猥雑になってはいません。ストーリーはやや起伏に乏しいような印象も受けます。でも、一つ一つの章が短いため、するすると読むことができました。『IWGP』や『4TEEN』に比べるとやや地味な印象を受けましたが、これはこれで楽しめました。