『「ゲテ食」大全』感想
- 作者: 北寺尾ゲンコツ堂
- 出版社/メーカー: データハウス
- 発売日: 1996/03/01
- メディア: 単行本
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そして読み所はあとがき。本当はすべて引用したいくらいの内容なのですが、そういうわけにはいかないので一部だけ。イヌ・ネコはウシやブタより賢いから食ってはいけない、という主張に対する反論として
(前略)実際、全てのイヌがブタよりも「頭が良い」かどうかという議論は置くとして、仮にイヌがブタよりも「頭が良かった」としよう。しかし、だからと言って、それが食用として適しているかどうかを判断する根拠となるのだろうか。冷静に考えてみれば、この「頭が良い」動物は食べるべきではないという論理は、「優等なものには生きる資格があるが、劣等なものには生きる資格がない」という、ほとんどナチス的な暴論でしかないということを、イヌ・ネコ食反対論者は自覚すべきである。
なにもナチスまで持ち出さなくてもいいと思いますが(笑)、かっこよすぎです。数が減っているから捕鯨反対、と言っておきながら、数が減っているというのが嘘だとわかると、知能が高い鯨を食べてはいけないとあっさり主張を変えた捕鯨反対論者たちに聞かせてやりたいですね。
ちなみにこんな本よんでますが彬君はゲテモノを食ったことがありません。学園祭でヘビのから揚げを食ったくらいかな。なんか小骨が多くて食いにくかったのを憶えています。