『廃墟の歌声』

廃墟の歌声 (晶文社ミステリ)

廃墟の歌声 (晶文社ミステリ)

13本の短編が収録されているのですが、個人的にはあたりはずれがあるように感じました。詐欺師カームジンものは4本すべて楽しめましたが。この作家の本を読むのは初めてなのですが、『壜の中の手記』のほうが面白いらしいので、そちらも読んでみたいと思います。私的ベスト3は、油断してたら驚いた「飲酒の弊害」、カームジンものの中ではベスト「カームジンの宝石泥棒」、思わず引き込まれてしまった「クックー伍長の身の上話」です。